マルコによる福音書に、四人の人が中風の者を運び、イエスのおられるあたりの家の屋根をはぎ、穴をあけて、中風の者を寝かせたまま床をつりおろし、中風の者はイエス・キリストによって罪の赦しと癒しを受けたことが書かれています。
この話しから多くの学びや気づきを得ることができますが、今回は主のもとへ連れてくる人々の働きについて学びました。
1 幾日かたって、イエスがまたカペナウムにお帰りになったとき、家におられるといううわさが立ったので、2 多くの人々が集まってきて、もはや戸口のあたりまでも、すきまが無いほどになった。そして、イエスは御言を彼らに語っておられた。3 すると、人々がひとりの中風の者を四人の人に運ばせて、イエスのところに連れてきた。4 ところが、群衆のために近寄ることができないので、イエスのおられるあたりの屋根をはぎ、穴をあけて、中風の者を寝かせたまま、床をつりおろした。5 イエスは彼らの信仰を見て、中風の者に、「子よ、あなたの罪はゆるされた」と言われた。6 ところが、そこに幾人かの律法学者がすわっていて、心の中で論じた、7 「この人は、なぜあんなことを言うのか。それは神をけがすことだ。神ひとりのほかに、だれが罪をゆるすことができるか」。8 イエスは、彼らが内心このように論じているのを、自分の心ですぐ見ぬいて、「なぜ、あなたがたは心の中でそんなことを論じているのか。9 中風の者に、あなたの罪はゆるされた、と言うのと、起きよ、床を取りあげて歩け、と言うのと、どちらがたやすいか。10 しかし、人の子は地上で罪をゆるす権威をもっていることが、あなたがたにわかるために」と彼らに言い、中風の者にむかって、11 「あなたに命じる。起きよ、床を取りあげて家に帰れ」と言われた。12 すると彼は起きあがり、すぐに床を取りあげて、みんなの前を出て行ったので、一同は大いに驚き、神をあがめて、「こんな事は、まだ一度も見たことがない」と言った。引用:
続けて、脳性まひを抱えた友人がトライアスロンに参加できるよう、力の限りを尽くして「神への務め」を果たしたアリゾナ州の13歳の少年の話のビデオを紹介します。
私たちは、主の愛を持って誰かの手足となって働くよう、主から望まれています。
中風の人をイエス・キリストの前に連れてきた人々と、中風の人の双方が、愛の働きによってイエス・キリストのみもとへ来ました。
13歳の少年は、動けない友達と一つの目標に向かって、共にトライアスロンに参加しました。
私たちが誰かのために主の愛を持って働くとき、私たちは共に主のもとへ行きます。
イエス・キリストは、主を愛し、自分を愛するように隣人を愛して働く人々を喜ばれます。
主に願い求めるならば、その働きのために必要な愛、勇気、力を祝福してくださいます。
御心のままに、赦しと癒しを授けてくださいます。
私も、自分に行えることの中で、相手が平安、幸福、喜びにつながる小さな働きを積み重ねていきたいです。
そのように願うとき、主が、私たちを信頼し、大切な天父の子供たちのもとへつかわしてくださることに感謝します。
主が、働き人、働きを受ける人と共に、主のもとへ来るよう愛を持って招いてくださっていることに感謝します。
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