新約聖書(口語訳)マタイによる福音書14:28-3128 するとペテロが答えて言った、「主よ、あなたでしたか。では、わたしに命じて、水の上を渡ってみもとに行かせてください」。29 イエスは、「おいでなさい」と言われたので、ペテロは舟からおり、水の上を歩いてイエスのところへ行った。30 しかし、風を見て恐ろしくなり、そしておぼれかけたので、彼は叫んで、「主よ、お助けください」と言った。31 イエスはすぐに手を伸ばし、彼をつかまえて言われた、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」。
イエス・キリストは、一時でも水の上を歩くほど強い信仰を持っていたペテロに言われました。
「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」。
私はこの時の主は、ペテロに対して叱責しているのではなく、親が優しく子供に諭すように、愛を込めて励ましておられると感じます。
イエス・キリストを信じて生活していても、試練や問題や病気など、あらゆる困難を経験します。
そんなとき恐れや不安から、主を信じる力を弱めるときがあります。
それでもペテロと同じように、「主よ、お助けください」と力を振り絞って願い求めるとき、主は見捨てることなく、愛をもって何度でも手を伸ばして助けてくださいます。
人生の中で、何度でもつまずいて信仰を弱めます。
その度に主は、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と、愛をもって優しく私を励まし支えてくださいます。