誰もが、ありのままの自分を愛して受け入れて欲しいと思うかもしれません。
あるいは、人や自分に対してそうしたいと思っているかもしれません。
ジェフリー・R・ホランド長老(十二使徒定員会)は、次のように教えました。
……愛の深い御父はわたしたちすべての者に「ありのままに来なさい」と言われますが,しかし「ずっとありのままではいけません」と付け加えられます。自分では思いも寄らなかったほどの姿へ導こうと,神が決意しておられることを思い出し,わたしたちはほほえむのです。
引用:
ジェフリー・R・ホランド長老 十二使徒定員会
「歌われる歌と歌われない歌」
神であられる天父と御子イエス・キリストは、私たちがどのような状態であろうと「ありのままに来なさい」と愛し、招いてくださっています。
それだけでなく、自分では思いも寄らなかったほどの神だけが御存じの究極の姿、すなわち「イエス・キリストに似た者」へと導くため、「ずっとありのままではいけません」と付け加えられます。
イエス・キリストは、この地上で業を行われていたとき、弱い者、罪深い者のもとへ行き、福音を伝え、「わたしに従ってきなさい」と招かれました。
そして、同じように私に福音を伝えて招いてくださり、今も、続けて招いてくださっています。
生きている中で、人からありのままに愛されず、受け入れられていないと感じるときがあるかもしれません。
もしかしたら、自分自身に対しても、そうできないときがあるかもしれません。
私は、そのように思うことがしばしばあります。
そうであっても、天父と御子イエス・キリストは変わらずに、私たちを愛して受け入れてくださっています。
天父と御子がすべての神の子供たちを愛し、人をかたよりみない御方であることに慰めを感じ、希望が与えられていることに感謝します。
「ありのままに来なさい」という天父と御子の愛に触れ、「ずっとありのままではいけません」という招きに応じて一歩、また一歩と歩むときに、心に主の愛がさらに満たされていくことに感謝します。