ジョセフは疑問の答えを見つけようと聖書を開き,ヤコブの手紙第1章5節を読みました。「あなたがたのうち,知恵に不足している者があれば,その人は,とがめもせずに惜しみなくすべての人に与える神に,願い求めるがよい。そうすれば,与えられるであろう。」 [1]
ジョセフはこう書いています。「この聖句が,このとき,かつて人の心に力を与えたいかなる聖句にも勝って,わたしの心に力強く迫ってきたのであった。それはわたしの心の隅々に大きな力で入り込んで来るように思われた。……わたしはこの言葉を再三再四思い巡らした。」[2]
人が人生で抱く疑問の答えがすべて聖書の中にあるわけではないことを,ジョセフは知りました。むしろ聖書は,祈りを通して神と直接話すという,疑問の答えを見いだすことのできる方法を,人々に教えていたのです。
出典元:
M・ラッセル・バラード会長 末日聖徒イエス・キリスト教会 十二使徒定員会会長代理
「このような偉大な大義において前進しようではありませんか」
総大会2020年4月
脚注:
[1]ジョセフ・スミス—歴史1:11参照
[2]ジョセフ・スミス—歴史1:12
モルモン書や聖書を読んで研究していて一番嬉しいのは、イエス・キリストと直接お話しさせていただいていると感じられることです。
主が私に話しかけられ、質問を投げかけられ、私がそれに答えます。
そして、私の疑問や質問を主が聞いてくださり、それに答えてくださいます。
聖典研究を通して、イエス・キリストを自分の生活に招くことにより、困難の中でも、主の愛と幸福と喜びと平安を感じられますように。
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