ラッセル・M・ネルソン大管長は、末日聖徒イエス・キリスト教会のビデオ「人々は気落ちをするであろう」の中で、小型の旅客機に乗っていたときの経験について話しています。
突然翼のエンジンが火を吹きました。爆発したのです。機体の右一面に、引火した燃料が飛び散り、飛行機はらせんを描きながら急降下しました。その先には死が待っていました。引用:ビデオ:「人々は気落ちをするであろう」ラッセル・M・ネルソン大管長
「人々は気落ちをするであろう」(YouTube 3分25秒)
ネルソン大管長は、ビデオの中で次のように話しています。
もし十分な信仰があれば、永遠の観点で見て、すべてうまくいくことを確信しながら、困難に対処することができると思いました。……希望を失いそうな人、恐れを感じている人は自分自身に対して忍耐強くあってください。完全になるのは、この世ではなく、次の世においてなのです。自分に無理な要求をするのではなく、自分を高めるように努めてください。主の助けを受けながら努力するなら、主は変化をもたらしてくださるでしょう。私は、イエス・キリストの福音に感謝しています。福音のおかげで、この騒然とした時代に、そうした強さを得ることができています。引用:ビデオ:「人々は気落ちをするであろう」ラッセル・M・ネルソン大管長
高すぎる理想を持ち、完璧を追い求める傾向がある私は、自分に無理な要求ばかりして、人生や福音から得られる喜びを見失っていたときがありました。
人に怒られたり、嫌われたり、迷惑をかけたりすることに対する極端な恐れや不安が常にありました。
人から何かを言われたり、責められたりする以前に、常に自分で自分自身を責めて傷つけ、苦しんでいました。
……でなければならない。
……であるべきだ。
……ではだめだ。
もっと……しなければならない。
主と御霊の助けによって、そのような極端な傾向を克服していただけるよう、主の贖いと恵みの力を信じながら、自分の行える一つひとつに取り組んでいます。
そうして、主の愛と信頼を感じ、少しずつ平安がもたらされるようになっています。
まだ道のりは長いと思いますが、堪え忍ぶ力を授けてくださっている主に感謝しています。
イエス・キリストは、完全な愛と正義をもって人を救うために働かれていたにもかかわらず、多くの人から責められ、傷つけられました。
主は愛をもって、それらを堪え忍ばれました。
イエス・キリストがそれを行われたのは、私たちが永遠のときの中で主に似た者、すなわち完全な者へとなることを望まれていたためです。
主は、私たちが不完全で弱いため、罪をまったく犯さず、失敗しないことを期待されてはいません。
むしろ、主は自分自身に無理な要求をする私たちのことを、非常に心配されていると知りました。
私たちの弱さを克服するための道を用意するため、イエス・キリストは贖罪を行われました。
主は、その御手にお持ちのすべての祝福を、私たちに授けたいと強く望まれています。
主を信じ、主の用意された道に入り歩き続けるよう、私たちを招かれています。
「主の助けを受けながら努力するなら、主は変化をもたらしてくださる」ことに感謝します。
私の人生の中で、変化は一度ならず、何度もおとずれてきました。
変化するのに、非常に時間がかかるものもあります。
これからも主に頼りながら、自分に忍耐強くあるよう、そして高めるよう努めていきます。
イエス・キリストは、私たち一人ひとりの個人的な救い主、贖い主であり、私たちが主に似た者へと変われるよう助けてくださっていると証します。
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