イエス・キリストは、私を末日聖徒イエス・キリスト教会に導かれました。
改宗へと至った経験を分かち合いたいと思います。
すべては、友達が貸してくれたモルモン書から始まりました。
とても長いですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
末日聖徒イエス・キリスト教会を知る前の私
私の家族は仏教の宗教団体に属していて、私も信仰を持って取り組んでいました。
自分の人生には何か目的があると感じていましたが、それが何だか分からず、日々、悩みながら過ごしていました。
他の宗教を学べば、何か参考になるかと思い、他の宗教に信仰を持っている何人かの友達にそれぞれ話を聞いたり、それらの宗教の集会に行ったりしました。
それらは、一時的な理解と安らぎを与えてくれましたが、悩みを解消するには至りませんでした。
友達がモルモン書を貸してくれる
あるとき、友達が末日聖徒イエス・キリスト教会の会員であることを知りました。
その人が、モルモン書(当時はモルモン経)はイエス・キリストのことを書いている本だと説明し、貸してくれました。
読んでみましたが、少し古い日本語で書かれており、理解するのが難しく、あまり興味も持てず、すぐに読まなくなりました。
それから半年ぐらいたち、「そろそろ本を返さないと」と思い、まったく読まないで返すのも失礼なので、再び読み始めました。
仏様を信じていたので、モルモン書に書かれているイエス・キリストの教えや、奇跡のような話も嘘ではないだろうな、そういうことも実際にはあっただろうなという感想を持ちました。
教会の活動や日曜日の教会の集会にも誘われ、行くようになりました。
教会の玄関に入ると、会員の皆さんが笑顔で握手してくださったので、緊張している私の心が和らいでいくのを感じました。
皆さん親切でとても居心地が良く、楽しい時間を過ごせました。
宣教師から福音を学び始める
宣教師から福音を学び始め、人生の目的や、家族は永遠になることができることを学びました。
人生に悩み苦しんでいた私にとって、それらの教えに心惹かれるものがありました。
祈りの方法を教えてもらい、実際にやってみましたが、最初のころは祈りの答えとかよく分かりませんでした。
モルモン書は少しずつ読み続けていましたが、その頃は仏教徒をやめて、キリスト教に改宗するということはまったく考えていませんでした。
モルモン書が真実かどうか祈る
あるとき、宣教師から「モルモン書が神様からの真実の本かどうか祈って欲しい。答えが与えられると信じて祈るならばこの本が真実かどうか、必ず分かります」と言われました。
私は家に帰って、天のお父様から答えが与えられると信じながら、モルモン書が真実かどうか分かるよう、祈りました。
何日かにかけて何度か祈った後、胸のあたりにあたたかい気持ちを感じました。
想像していたよりも小さい印象でしたが、はっきりと分かりました。
それが宣教師から聞いていた、御霊による天のお父様からの答えなのだと理解しました。
その後、宣教師からバプテスマ(洗礼)と確認の儀式を受けて、末日聖徒イエス・キリスト教会の会員になるよう招かれました。
それを決断することは、とても難しかったですが、モルモン書が真実であるという神様からの答えを否定することはできませんでした。
母親や友達の反対もありましたが、仏教徒をやめてイエス・キリストを信じ従う道を選びました。
それは、私にとって人生最大の選びの一つとなりました。
モルモン書
モルモン書の序文には次のように書かれています。
『モルモン書』に記録されている中で最も栄光ある出来事は、主イエス・キリストが復活後間もなく、ニーファイ人の間で親しく教え導かれたことであろう。また、『モルモン書』は福音の教えを宣言し、救いの計画の概要を説き、人がこの世で平和を得、後の世で永遠の救いにあずかるには何をしなければならないかを告げている。引用:
聖書と同様、モルモン書は「イエス・キリストについてのもうひとつの証」であり、「完全な永遠の福音が記されている」書物です。
最初に、モルモン書について祈ったときに与えられた、あたたかく小さな印象は、今は消し去ることができないほどの大きな証となっています。
モルモン書を家族で読むことについて、預言者を通して与えられている主の約束
マリオン・G・ロムニー管長は、次のように教えました。
家庭にあって両親が,夫婦として,また子供を交えて家族として,ともに祈りをもって定期的にモルモン書を読むようにするならば,家庭の中はこの偉大な書物から湧き出る特別な力で包まれ,家族一人一人がその力強い影響を受けることでしょう。……そしていがみ合うようなことがまったくなくなります。また両親は愛と知恵の中で子供たちを諭すようになり,子供たちは以前にも増して両親の勧めに快く従うようになります。義は増し加えられ,信仰と希望,慈愛すなわちキリストの純粋な愛が家庭や日常生活に満ちて,平和と喜びと幸福がもたらされることでしょう。引用:マリオン・G・ロムニー管長「モルモン経」総大会1980年4月『聖徒の道』1980年9月号,102参照
末日聖徒イエス・キリスト教会に改宗してから今まで、個人で、夫婦で、家族でモルモン書を毎日読み、祈り、書かれている教えに従うよう取り組んできました。
さまざまな困難がありましたが、主の愛と憐れみにより、預言者を通して約束された祝福を頂いています。
最後に
最初にモルモン書を読み始めてから、数十年たちました。
現在は、精神的病気になってひきこもり、教会に行っている時間のほうが少なくなりました。
それでも、天父と御子と聖霊は、引き続き私や家族を導き、支えてくださっています。
イエス・キリストの福音、モルモン書、祈りは私の人生を変え、今も私を支え、生きる意味、力を与えてくれています。
主と、モルモン書を貸してくれた友達に心から感謝しています。
私たちがあらゆる困難の中でも、主だけがもたらすことのできる平安と幸せを感じ、いつの日か永遠の家族となることができるよう、イエス・キリストは福音をもたらし、大きな犠牲である贖罪を行ってくださいました。
福音をまだ知らない方、学んだことがあっても受け入れていない方、何らかの理由で主と教会から離れていて戻るよう主から招かれている方、どのような状況であっても、主と共に歩みたいという望みを持つならば、主は必ず共に歩んでくださることを証します。
イエス・キリストは、今も愛を持ってすべての人が主のもとへ来るよう導き、招かれています。
私たちは皆、天のお父様の大切な息子娘で、神の子です。
天父とイエス・キリストの愛と招きが、御霊とキリストの光を通してすべての人々に届くよう心から願っています。
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