モルモン書の中に、同胞に務める(仕える、奉仕する、働く、助ける)のは、神であるイエス・キリストに努めることと書かれています。
……あなたがたが同胞のために務めるのは,とりもなおさず,あなたがたの神のために務めるのであるということを悟らせるためである。
同胞に愛し、時には勇気を振り絞って務めても、相手にとって役に立たない、助けにならないときがあり、そのようなときはがっかりして落ち込む時があります。
そのようなときでも、イエス・キリストを信頼して、助けようと努力し続けることの大切さを、ジェフリー・R・ホランド長老が教えています。
すぐに分かることですが,自分たちとしては最善かつ最も献身的な奉仕であっても,ほかの人が必要としている方法で慰めたり,励ましたりするうえでは不適切ということはよくあります。もしくは,一度はうまくいっても,次からはうまくいかないように思えることが多々あります。大切に思っている人が逆戻りしていくのを,スーパーヒーローと違って,簡単には防げないこともあります。だからこそ,詰まるところはイエス・キリストに心を向け,イエス・キリストを信頼しなければならないのです(2ニーファイ9:21参照)。わたしたちには,どうすることもできないことがよくあります。あるいはそこまではいかなくても,助け続けられなかったり,確かに何度かうまくいっても再び同じことができなかったりすることがあります。しかし,キリストは助けてくださいます。父なる神もお助けになれます。聖霊もお助けになれます。また,わたしたちは御三方の代理を務め,できるかぎりいつでも,またどこでも助けようと努力し続ける必要があります。
私の場合、妻や子供たちに対して務める機会が多く、いつもうまく助けられれば良いですが、実際はそうでない時の方が多く、がっかりしてばかりです。
そのよう経験を通して、最初に紹介したモーサヤ書2:17に書かれている、同胞に務める、仕える、奉仕する、働く、助けることは、天父と主を愛して務めることという理解を深めていきました。
同胞に務めるとき、うまく助けられず、自分の力ではどうしようもできなくてつらいことがあります。
それでも、天父と主と聖霊と同胞を愛して務め続けるとき、結果はどうであれ御三方は喜んでくださいます。
私の能力、気力、愛を強め、あきらめずにさらに務められるよう助けてくださいます。
そして、御三方は、同胞に対して愛をもって大きな助けを与えてくださいます。
同胞に務めるとき、イエス・キリストの代理人として働けることに感謝します。
私一人ではなく、主と御霊と共に働けることに感謝します。
同胞に務められるのは、主から与えられる喜びであり、特権であり、祝福であることに感謝します。
モルモン書を読んでみたいと思われた方は、下記のリンクをクリックすると、無料の「モルモン書」アプリをダウンロードできます。